Iolmaster20030212

1
日帰り白内障手術、こうすれば安全
IOL Master の使用経験
医療法人ハマダ眼科
濱田恒一

2
はじめに
 眼内レンズの摘出（JSCRSアンケート）
 術者の３割が経験
 半数が眼内レンズの屈折値誤差
 誤差の原因
 眼軸測定の誤差
 前房深度の誤差
 不適切な計算式

3
IOL Master の特徴
 機能
 正確
 前房深度
 操作
 非接触
 短時間
 容易

6
対象
 Sensar AR40e 挿入眼 (視力 0.7 以上)
 IOL master ６６眼 A-mode 70眼
 眼軸長 21.3 – 29.47 mm 平均 23.9 mm
 SRK/T

7
IOL Master の導入経過
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
眼数
６月７月８月９月１０月
IOLMaster
A-mode

10
術後屈折値誤差(６月、７月)
0
10
20
30
40
50
60
70
≦-1 -0.5 0 0.5 ≧1
術後屈折値誤差（Ｄ）
眼数(%)
N=30

11
術後屈折値誤差 (１０月)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
≦-1 -0.5 0 0.5 ≧1
術後屈折値誤差 (D)
眼数(%)
N=43

12
術後屈折値誤差(A-mode)
0
10
20
30
40
50
60
70
≦-1 -0.5 0 0.5 ≧1
眼数(%)
N=70

13
術後屈折値誤差 (IOL Master)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
≦-1 -0.5 0 0.5 ≧1
眼数(%)
N=66

14
-1.5
-1
-0.5
0
0.5
1
1.5
術後屈折値誤差(D)
IOL Master A-mode
検査法による術後屈折誤差
IOL Master vs. A-mode
n=66 n=70

15
 機能
 正確
 前房深度
 操作
 非接触
 短時間
 容易

16
正確に計測できる（誤差の絶対値）
 術後屈折値誤差 (IOL Master, SRK/T, n=66)
 平均 0.28 D
 標準偏差 0.18 D
 術後屈折値誤差 (A-mode, SRK/T, n=70)
 平均 0.45 D
 標準偏差 0.40 D

17
正確に計測できる（誤差）
 術後屈折値誤差 (IOL Master, SRK/T, n=66)
 平均 0.03 D
 標準偏差 0.33 D
 術後屈折値誤差 (A-mode, SRK/T, n=70)
 平均 -0.04 D
 標準偏差 0.60 D

18
 機能
 正確
 前房深度
 操作
 非接触
 短時間
 容易

19
非接触で計測できる
 眼軸長に、圧迫による影響を与えない
 接触による感染の可能性を回避できる

20
 機能
 正確
 前房深度
 操作
 非接触
 短時間
 容易

21
短時間で計測できる
 患者さん情報入力１分
 角膜曲率１分
 眼軸長１分
 前房深度１分
 眼内レンズ計算３０秒
 計４分３０秒

22
 機能
 正確
 前房深度
 操作
 短時間
 非接触
 容易

23
検査員による術後屈折誤差(IOL Master)
検査員
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
-0
0.2
0.4
0.6
0.8
術後屈折誤差(D)
a b c d

24
計算式による術後屈折値誤差(IOL Master)
-1.5
-1
-0.5
0
0.5
1術後屈折値誤差(D)
SRK/T
SRKII
HooferQ
Holladay

25
IOL Master は買いか
 患者さん、職員、医師に負担をかけることなく、
正確に眼内レンズパワーが算出できるコンパ
クトな機械
 快適な術後屈折状態を提供するとともに、不
幸な屈折誤差による眼内レンズ摘出を避け
るためにも有用な機械
 十分な導入効果

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