電子カルテ導入記2
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電子カルテ導入記 2

1ドクターソフト(DRS)のこと

1999年6月19日 油井コンサルティングに行ってきました。

1984年に業界に参入したという歴史、一般企業では当然のごとく施行
されている顧客管理が、医療業界ではなされておらず、この一般企業と
医療業界のギャップを潜在市場と設定しているところなど、納得させられ
ました。

私の今のテーマが顧客管理であり、顧客管理を積極的に提供していく道
具として発想されたドクターソフトは、今の私にぴったりということでしょうか。
このsoftwareの特徴はuser interfaceを作りこんでいないところです。変に
聞こえるかもしれませんが、意識的とも思えるくらい見栄えがよくありません。
エンドユーザー、中間業者がuser interfaceに関しては作り込んでくれ、とい
うことのようです。そのかわり、user interface template 作成用のtoolは豊富
で柔軟性に富んでいます。templateはuser間で容易にやりとりできるように
なっています。

Database softwareに関してはDRS独自のM16を使うか、SQLserver,Oracle
でいくのか、どちらの選択もできます。実は、2週間前にこちらで設定した
Oracle8 workgroup server R8.0.5 for Linux(o4l)上にDRS database用のdump
fileをimportしたものを油井コンサルティングに郵送し、o4lでの作動を確認し
てもらっており、o4l上で使えることがわかっていました。
Oracle for Linuxのいい点は、比較的downしにくいOS上にDatabase server
を持つことになることです。
M16のいい点は毎日電源を落とせることです。これは電気代のためだけで
はなく、Serverのハードに対する付加が少なく、特別のサーバーを持たなく
てもいいことを意味します。


Oracle for Linuxの問題点は、管理のための知識を要求されること、24時
間稼働を前提としたハードが要求されることです。
M16の問題点はWin95,98,NT上で作動するので、OS levelでの安定性の問
題を抱えることでしょうか。これも、直接databaseをさわっていないので、実
際上問題になることはないようです。

結論ですが、M16にリプリケーションといわれるArchive Logをのこすシステ
ムがあり、Archive Logを残すためだけにOracleを導入する必要がないこと。
Open DataBase ConnectivityをもちいてOracleに接続することになるので
Oracle 本来の利点で使えなくなるものがあること。25 clientsまでならM16
で十分機能すると油井さんが保証していること。私の好きな、simple , clear
attractiveという点からすると、ODBC経由は少し不細工かなということで
o4lの導入は見送ることにしました。
現有のLAN上にcharacter baseの視力、眼圧などの情報は無線LAN
(airconncet)での発生源入力を試すことになります。