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電子カルテ導入記 3 1 ドクターソフト(DRS)の導入 導入記2では、DRS の固有のdata base soft である M16を使っていく 方の結論を出したのですが、再度Oracle for Linuxをdata base soft と して使うことにしました。理由は、汎用data base soft であるOracleは Open DataBase Connectivity(ODBC) を使って、Accessから自由に 利用できること。Oracle をdatabase softとしても、DRS のreplication 機能が使え、使用しているdata base soft はOracleでも、そのレプリカ をM16上に作ることができることがわかったからです。 data baseをAccessで気軽に利用できるのは、患者さんに対する顧客管 理サービスの生産性の向上に大きな利点となります。 Window上のM16にレプリカを作ることができるのは、現在使用している Windows PC のテープバックアップがdataのバックアップに使用できるこ とを意味し、しかも汎用バックアップソフトで自動的に管理できることを 意味します。Linux上のデータの自動バックアップのためには、汎用 バックアップソフトは使用できず、scriptが必要になり、Linux Serverに tape backup 装置をつけなければならなくなります。しかも、今利用して いる画像ファイリングシステムのバックアップと2度手間になり、テープ代 も2倍になる計算です。経時的にテープバックアップを残しておこうとする と、テープ代も馬鹿になりませんから、その経費を 1/2 にできるの は、意味のあることです。 2 具体的な導入日程 6月24日に現在使用しているサンヨーメディコムの担当者に来ても らい、レセコン内のデータ 26543件をcsv fileとしてDRSで利用可能 な形式に変更してもらうための、抜き取り作業をしていただきました。
このデータは6月30日にサンヨーメディコムからMOの形で提供され 7月3日現在油井コンサルティングで移植作業中です。
6月27日にコンピューターショップでserver 用に作ってもらったPC をOracle masterの家に持ち込み、細部の設定をお願いしました。
6月30日LANの配線を追加しました。6年前にphone net用に配線し たものをEather net用に再配線しました。約200メートルの配線でし た。
7月1日にServerを診療所に持ち込み、電源を入れました。思ったほ どには冷却ファンの音が大きくなく、診療所の作業環境に影響を与え るほどでなく、安心しました。
7月2日 単独で動かしていたDRSをServerのOracleに接続しました。 Oracle上のdata baseをAccessで簡単に覗けるのは、思いつきをすぐ に患者さんの管理に生かせそうで、この設定で良かったという感じで す。
油井コンサルティングからのサポートは E-mail、 電話、PCanywhere による遠隔サポートで、one site supportはありませんが、非常によい サポートを提供してくれています。
後一週間でセットアップを終了し、3週間の練習期間をおき、8月1日 からの運用になります。 |